プチ旅行だった日々(3)
最終日。
もう選挙活動はできないので、学生は全員バザーのお手伝い。
私は担当になったタオル売り場で、贈答品のタオルを売りまくった。
声を出すことに抵抗が全くなくなってたので、かなりいい調子。

途中、人手が欲しいと事務所の手伝いに呼ばれる。
先生自らマイカーで出迎えてくれて、ひさしぶりに話す。
いつもの穏やかな顔。ノーネクタイ。いつもの先生にほっとする。
捨て子をしてしまって申し分けないと思ってたのに、こんなに来てもらえるなんて、
と、感謝の言葉をくれた。そして本音もちらり。本気は本気。

再びバザー会場に戻ってからは、呼び込み。
ビラを撒いて、大声出して、街行く人を会場に誘う。
やってることは昨日までとほとんど同じ、とみんな結構楽しんでやってた。
5時にバザー終了。値下げされた中から、ダンボのぬいぐるみをGET。
同期飲みのとき取れなくて涙を飲んだ子。リベンジ?(今は一緒に寝てます☆)
最後に売上報告。結構いい感じ・・・らしい。
このお金が途上国に学校を作る。人々に希望を与える。
先生のやってきたことを受け継ぐ人たちの気概を誇りに思う。おこがましいけど。

それからまたみんなで銭湯。
途中トラブルがあって、着替えを後輩に持ってきてもらうことになって、
前々幹事長がパ○ツの位置を切れ気味でふてぶてしくでも必死に説明してるのが爆笑だった。
隣のコンビニで夕飯を買って済ませ、結果を聞きに会場へ。
広い会場はまわりの壁にポスターが敷き詰められ、中は報道陣でいっぱい。
開票速報をテレビで見ながら、配られたお菓子や寿司を食べてお茶を飲む。
出口調査では五分五分。みんな緊張しつつも、期待に胸を膨らませてた。
徐々に結果が表示される。
ため息と歓声。
緊張。


あるとき突然当確が出た。
これからだと思ってたとき。みんな呆然。


なんで?嘘?まだこれからじゃない?会場がざわめく。
私たちはだれもなにも言葉を発さなかった。
シャッターがいくつも切られ、無言で画面を見詰める私たちが撮られている。
その無情さに怒りをおぼえずにはいられなかった。

壇上では報告と謝罪の記者会見。
大きく頭を下げる先生のすがた。
泣く人々。友達。
私はただ現実を受け止められずにいた。

会場をあとにする私たちに、事務所のおばさん、指示だしをしてくれたおじさん、
先生の奥さん、支援者のおじいさんがつぎつぎ声をかける。
くやしなみだ、感謝のことば、強い決意、、、
にぎられた掌から多くのものが流れ込んできて、それをひとつひとつ受け止めた。

帰りの車は無言だった。

あまりここでは政治的なことを書けないが、理想と現実のギャップとても考えた。


その晩も飲み。
ここには書かないけれど、本音語りが出来て、すごくいい時間を過ごせた。


結果はザンネン。でもいい時間が過ごせた、とみんな口々に言った。
いいひとたちだった。いい仲間だ。
妙に晴れやかな気持ちになっているのは、「ひと」の魅力に触れられたからだろう。
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by suzumecco | 2004-10-20 01:54 | dialy
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