かなり心に突き刺さった映画だった。
一昨日から、はじめて本で読んでいる。 文字のほうが作者本人の言葉はよりリアルに想いがつきささる感じ。 電車の中で読んでいて、人前なのに泣きそうになって、困った(苦笑) 映画も小説でも印象的だったのは、 お母さんの「(子供ができたから)これで美里は死ねない。ざまあみろ」って台詞と、 東の「他の男の子供を身ごもって、捨てられて、戻ってくるよ」って台詞。 (正確には覚えてないけど、だいたいこんな感じだった) 残酷、とか、酷い、とか、冷たい、なんて思わなかった。本当に近くにいて彼女をあいしてた(あいという言葉が正しいか分からないけど)人だから言える言葉だと思った。 悲劇とは呼びたくない。 スキャンダラスだけど、醜悪じゃない。 きらびやかな言葉は似合わないけど、うまくはまる崇高な言葉も思いつかない。 柳さんが抱いた激しい感情は、私にも覚えがある。 言葉にできずにもてあましていた感情を、うまく言い当ててもらった不思議な爽快感があった。だからかな、こんなに自分にひきつけてしまうのは。 事実を淡々と書いた、といってしまえば簡単だけど、 それを書くことがどれだけしんどいか、またなぜ書かずにはいられなかったのか、 なんとなく分かる気がした。(ここには詳しく書けないけどね) かなしい、と思う。 悲しい。哀しい。愛(かな)しい。
by suzumecco
| 2004-06-04 01:40
| movie
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もうひとつの隠れ家
heavenly cage
愛犬「鈴」の部屋 カテゴリ
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