永遠をあらわす記号
∞(無限大)

土曜日、すずが、いなくなった。
私は、友達と飲んでいて、終電がなくなり、日曜の昼過ぎに帰ってきたから、
何時間も探し続けた家族よりも、つめたい飼い主だったのだと思う。
役所や警察に電話をして、近くの警察署で保護されているのを知ったのが、3時くらい。
すぐに父と飛んで行った。
廊下の奥にすずはいた。
すごく弱っていた。
久しぶりに会ったのに、しっぽをぶんぶんふって近寄ってこないすずなんで初めてだ。
すずは、ひとりじゃまともに立てなくなっていた。

抱きかかえ、車を呼び、病院に連れて行った。
触診しても、暴れることもなかった。鳴かないから、患部がわからない、と先生は言う。
外傷はない。だからこそ、怖い。
レントゲンをとったけど、問題ないとのことだった。

でも、よろよろとしか歩けない。
こんなすずは初めてだ。

家につれて帰って、水とごはんを手であげたら、よく飲み、よく食べた。
だんだんよくなるだろう、とそのときは思っていたけど。

今夜、すずに「さんぽだよ」と呼んでも立ち上がることがなくて、
びっくりして、悲しくて、あすか(前のわんこ)が目の前でつめたくなっていった姿がフラッシュバックした。
気がつくと、なみだぼろぼろ。
呼んでも、しっぽをふるだけ。
玄関のドアを開けて「さんぽだよ」と言っても、息が荒くなっただけで、立ち上がるそぶりがない。
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう・・・

いつのまにか、父が帰ってきた。
しっぽだけは懸命にふる。
「おとうさんさんぽっていってもすずがたたないよどうしよう」
おろおろして訴えると、リードを軽く引けば立つよ、と。
無理やり立たせるのがかわいそうで、ほんとうに軽くひっぱった。
すずはそれを合図にゆらり、ふらりと立つが、足元がおぼつかない。
おとといまであんなに元気だったのに、ふらふらと数歩歩いては止まる。
トイレをあまりしていない。
そとに連れ出そうにも、庭先までが精一杯だった。
トイレはまたできなかった。

すずに何が起こったのか、私たちにはわからない。
すずがどれだけ苦しいのか、それもわからない。

どうしよう。
かみさまがいるなら、この子をたすけてください。
ほかのなにもいらない。

パソコンを開いて、suzu、と打った。
そして、永遠をあらわす記号をさがした。


suzu∞
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by suzumecco | 2007-08-27 23:17
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