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YouTube的ビジネスモデルの行方
いまさらではあるけれど、ユーチューブ、3万ファイル削除・日本の放送局要請に心底がっかりした。
氣志團の振り付けとか気になるPVとか、「ちょっとあの映像が見たい」という要求に即座に応えてくれたのがYouTubeだったからだ。
TV録画を無断でアップロードするのは著作権保持者の権利侵害とか言うけれど、ほんとうにそうだろうか?

少し前に、音楽ファイルのデジタルコピーを防止するためだとかで、ほとんどの音楽CDにコピーガードがつけられて、PCへの取り込みやポータブルプレイヤーでの持ち出しが出来なくなることがあったのは記憶に新しいだろう。それは、ユーザーの利便性を損なうし、そもそもファイル共有するひとはコピーガードを外す技術なんて簡単にもてる。ファイル交換するのは一部のひとだし、まじめにCD買ってるひとが迷惑するだけのことだった。

結果的に、いつのまにかこの悪習はなくなった(ただし、そのころ出たCDはいまだにガードがかかったままだから、お気に入りアーティストの曲を全部ポータブルプレイヤーに入れたいと思ったら、違法にコピーされたファイルを取得するか、itunestoreなどで購入するしかない。CD持ってるひとには迷惑極まりない話だ)

今回のYouTubeの話も似たようなものを感じる。そもそもYouTubeの画像は荒い。だから、「ちょっと気になる」には対応するけれど、「じっくり観賞したい」には適わない。だから、その動画に価値を見出す人は、きれいな動画を見るためにちゃんとお金を払うだろうし、これによって、高品質で商品化されてるDが売れなくなるということはそれほどない気がする。それに、無料の動画が効果的な広告になる場合のが多いだろう。(そのために、敵対から提携へ方針転換した企業が多いのだ)

それに、YouTubeに挙げられている動画のほとんどが、元の映像を個人が絶妙に編集してあるったりもするのなのだから、オリジナル部分と付け加えられた部分の主従をうまくコントロールすれば著作権で言う「引用」にはあてはめて考えられるんじゃないのか。

なのにまた、日本のメディアだとかレコード会社ときたら!
既存の権利を守る、というより、既存のビジネスモデルを守ることに固執して、
ユーザーの利便性とか、市場の流れに乗ることとかをもっと考えられないのだろうか?
そして、googleが買収した直後のYouTubeがあっさりそこに屈したのもとても残念だ
今後もこのような「削除」が続いたら、YouTubeに価値を見出せなくなる事は必須であろう。
でも、googleのことだから、著作権問題をクリアできるような論法や技術を開発してる事だろうから、早急に、ビジネスモデルを確立させ、(希望はアングラ的な雰囲気も残しつつ)以前のように「ちょっと気になる」にすぐ対応できるYouTUbeを復活させて欲しいと思う。

※関連記事でおもしろかったもの
YouTubeがGoogleに会社を売ったワケ
日本の「著作権団体」による“Act Against YouTube”は正しかったのか
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by suzumecco | 2006-10-23 00:22 | news
固定・携帯の電話料金来年から7円アップ?
KDDI、利用者に月7円転嫁 NTT赤字穴埋め
という記事が目にとまった。
記事を読まないと、NTTの赤字をKDDIが穴埋めすることになり、致し方なく利用者に負担を転化する、と思ってしまうだろう。
しかし、読み進めて見ると、「全国一律の電話サービス維持のため、NTT東日本と西日本の不採算地域で生じた赤字の一部を携帯電話も含む業界全体で補てんする基金への拠出金について、利用者負担とする方針を示した」ということらしい。具体的にはこの金額が番号一つあたりひと月7円となるのだ。
ここで言われている基金とは、正確には、「ユニバーサルサービス基金」という。これは、通信におけるユニバーサルサービスにおける不公平な国の施策の負担を各事業者(書く事業者を利用している電話番号保持者)に平均化させて負担していこうというものであるらしい。

「通信におけるユニバーサルサービス」とは、全国どこでも通信できるように、たとえ利用者の少ない不採算地域であっても一定の通信サービス(インフラなど)を提供するというもので、現在これはNNT東西のみに課せられている。そして提供義務は、まずNTTが自身の経営努力で行い、どうしても財政的に提供が難しくなった際には、ユニバーサルサービス基金を発動することが決められている。この基金が発動され場合、NTTのアナログ設備を利用している電気通信事業者が応分な負担をすることになっており、これには携帯電話の事業者やADSLなどの事業者が含まれる。
※ちなみに、ほかの公益事業のユニバーサルサービスとしては、郵便や放送、水道等が同様の責務を負っている。

電気通信におけるユニバーサルサービスの定義
(電気通信事業法第7条第1項)
基礎的電気通信役務(国民生活に不可欠であるためあまねく日本全国における提供が確保されるべきものとして総務省令で定める電気通信役務をいう。以下同じ。)を提供する電気通信事業者は、その適切、公平かつ安定的な提供に努めなければならない。
(電気通信事業法第25条)
基礎的電気通信役務を提供する電気通信事業者は、正当な理由がなければ、その業務区域における基礎的電気通信役務の提供を拒んではならない。

もともと、国営の電電公社であったときはそれで良かっただろう。しかし、通信の自由化で新規参入者が増えるなか、NTT東西だけに負担を強いるのは公正な競争ではないのではないか。他事業者も含めて負担し、ユニバーサルサービスを維持していかなければならないのは当然といえるだろう。
ちなみに、NTT東西が白旗をあげてしまった財政赤字の額は今年度の総額約153億円で、これを他事業者で負担する才は、一回線あたり携帯電話も含め月額7円となる。事業者負担である事は合意済みだが、「実際に払うのは誰か?」という部分は各事業者にまかされている。KDDIではこれをそのまま利用者に負担してもらおうという考えを示した、というわけだ。

今後このKDDIの方針には他社もならっていくだろう。
しかし、これは、利用者の理解を得られるだろうか?
そのためには、「ユニバーサルサービス」の意義に納得してもらう必要があるだろう。
それをきちんと説明できるのだろうか?
するとしたら誰が?KDDIが?NTTが?
これが国の施策によるものなら、生まれたての安倍政権が?

これから注目を集めていくニュースになると思うので、注目していきたい。

NTT東西、ユニバーサルサービス収支を公表-赤字額518億円より
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by suzumecco | 2006-09-21 01:28 | news
正しくないこと
今更だけど、高遠さんが同じexciteでblogを書いているのを見つけた。
衝撃的な内容がそこには書かれていました。

たくさんの戦闘員がケガをしていたり、あるいは死んでいた。たくさんの民間人も米軍の狙撃兵に撃たれていた……。僕は、ケガをした人の誰かが「助けて…助けて…」と叫んでいる声を聞いた。彼は通りの端っこにいて、ケガをした体をひきずって身を隠そうとしていた……。僕は彼を助けようと思った。しかし、米軍の装甲車は僕に向かって射撃を始め、ケガをした彼の方に向かっていったかと思うと、その彼を踏み潰した……。なんてヒドイ……。彼は踏み潰された……。彼はケガをしていたのに……。
引用 2月12日 ラマディからの報告より

しばらく平和ぼけして目をそむけてしまっていたこと。
許されない殺人が日常的に行われ、加害者が罰を受けない状況が続いている。
パレスチナを研究していたとき、イスラエルによる虐殺の描写をいくつも読んだり見たりした。
同じことが、イラクでも起きている。それもいまもまだ。もちろんパレスチナでも続いているし、私がなにもできないのもそのまま。
私たちの日常では、ドラマや映画の中で、悪役たちを憎み、最後に成敗されるのを見て爽快感にひたってるけど、現実はもっとずっとひどい。なんでこんな状況が許されているのだろう。なんで届かないんだろう。この世界はどこかがおかしいと思う。私自身もたぶん。

ただ、ひとついえること。
私にはなにが正しいのかうまく言えないけれど、
なにが正しくないのかは言える。それはたぶん多くの人と共感できる。
上記の引用文で起きた事実は明らかに「正しくないこと」だと思う。
そして世界で「正しくないこと」がたくさん起こっている。
でも、日常の中では、意識しないとそういうことに少しも気付けない。
事実を知って、正しくないことを起こさないようにしていきたい。
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by suzumecco | 2005-02-24 01:57 | news
負け犬・捨て犬
「負け犬ブーム」がまだ続いているわけですが・・・。

テレビでうちの大学のOB某石●さんのことを「捨て犬」と言っていました。
某元彼女に踏み台にされたとか、それでもかばってる姿に株をあげたとか。
女の負け犬は、自分のやりたいこと追及してて「負け犬なのよね」って笑っちゃう強さを感じるけど、中年男性の捨て犬は悲壮感漂いすぎだなぁ・・・ってこれはどっかの誰かのコメントだっけ。
まぁ私は犬好きなので、犬にマイナスイメージ持てないわ。
うちの子も元捨て犬だしね。それでもかわいくてたまんない☆
・・・って、話が違うか。

実は私より上の従姉たちは去年一気に結婚してしまって、「次は・・・」なんてプレッシャーが痛い今日この頃です。
一時期もの凄く結婚したいブームが自分の中で吹き荒れてましたが、今は4月からの仕事が楽しみでたまらなくて、すっかり収まってます。それよりももっと、自分を高めたいなぁ。似てるなぁと思ってた従姉も、ひさしぶりに話したら私なんて足元に及ばないような強くていい女になってた。友達にしても、しかり。誇らしく思うと同時に、自分の足りないところとかいろいろ見えてきて「このままじゃいけない」って気持ちがとても強い。身の回りのことも、この先のことも、ひととの関係の持ち方も、いろいろ。
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by suzumecco | 2005-01-23 00:06 | news
911
子供らを被害者に 加害者にもせずに
この街で暮らすため まず何をすべきだろう?
でももしも被害者に 加害者になったとき
出来ることと言えば
涙を流し 瞼を腫らし
祈るほかにないのか?
ベタだけど、このフレーズがリフレインし続けています。
「祈る平和から創る平和へ」
かつて広島市長の講演で聞いた言葉。
あの日から、どれほどの涙が流れ、
何人がもう戻らない人の喪失感に呻いたんだろう?
左の人 右の人
ふとした場所できっと繋がってるから
片一方を裁けないよな
僕らは連鎖する生き物だよ

この世界に潜む 怒りや悲しみに
あと何度出会うだろう それを許せるかな?
そんなこと、頭では分かってる。
しかし、本当に大切なものを、自分のすべてを、
失い、壊され、傷つけられたとき、
ひとはどうしたら相手を許せるのだろう?
許してもらうために、せめて心安らかにするために、
何をしたらいいんだろう?

たとえば純粋に怒りや悲しみって言う「感情」だけで過去を振り返ったら、
誰だっけ思い当たるふしがあるだろう。
マイナス感情の連鎖を止めるのは、本当に、本当に、難しい。

あきらめ、忘れ、時間の流れに身を任せて、傷を抱えて生きるしかないんだろうか。
痛みをほんとうに昇華するには、
どちらか一方だけがいくら望んでもだめで、
みんなが悔い、許しあい、愛さなきゃいけないんだろう。
でももしも被害者に 加害者になったとき
かろうじて出来ることは
相変わらず 性懲りもなく
愛すこと以外にない

『タガタメ』 作詞 Kazutoshi Sakurai

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by suzumecco | 2004-09-12 00:48 | news
華氏911~ムーアの意図・情報操作される大衆
華氏911公開で気になってたこの映画。

昨日、話題の華氏911を見てきました!
2時間ちょっとをあっという間に感じさせてくれるのは、テンポの良さかしら?

イラクの空爆で殺された人々の姿とか、
戦争によって家族を失ったイラク人、アメリカ人の嘆きが、
とてもこころに突き刺さって、やるせない気分になった。

内容自体は、私には目新しい事実はなくて、正直がっかり。
まぁ、ちょっと国際政治に関心のあるひとなら、
ゴアと対決した前回の選挙でのブッシュ一家の不正だとか、
ブッシュ一族とオイルマネー(サウジ王室)の関係とかは、
まぁ、周知の事実だろう。

でも、ほうぼうで言われているように、
この映画の目的は、
アメリカの圧倒的大多数の活字を読まず(読めずではない)
テレビの情報をほとんどの情報源にしている人々に、
真実を伝え、ブッシュの再選を阻止することだ!

・・・と言う面から見ると、無駄のない、うまくまとまったものだと思う。

印象に残ったのは、米兵遺族の母親がホワイトハウスに行くところ。
「息子を失ったの。本当よ」と泣く母親に、
「嘘よ。カメラの関心がほしいだけよ」と割りこんでくる若い女。
「嘘じゃないわ。殺されたのよ」と言って立ち去る背中に、
「あなただけじゃない。悪いのはイラク人よ!!!」という叫び声。

最愛の人を失う悲しみってものは序列不可能だ。
ましてやその「死」になんの意味もなかったら、、、、
ただ、特権階級の維持のためだけの、
平凡な市民には意味のない目的のためだったら?
やりきれない気持ちを、なにをもって晴らせばいいのだろう?

もうひとつ、彼が最後に議員たちに「息子さんを戦地に送れ」と勧めるシーンがある。
彼らのうち、自分の身内を軍に入れ戦地に送ったのはただひとり。
参戦論を唱えるのは特権階級のひとびとだが、彼らは一滴も己の血を流す必要はない。
傷つき、失い、悲しむのは、軍に入るしか生きる道のない底辺の人々だけだ。
この構図はずっと昔からほとんど変わっていない。
たぶんこれからも、変わらない。変えないための、戦争なのだ。
戦争をなくし、平等を本気で願ったら、彼らの望む体勢は維持出来ないのだ・・・。

そういえば、同じ指摘を、「銀河英雄伝説」というファンタジーで読んだことがある。
帝国と対立する民主国家(ただし既に腐敗し衆愚政治化した国家)のスペースオペラ。
民主国家の為政者たちは選挙で勝つために、無謀な遠征を強引に決める。
社会福祉は減り、社会の熟練人材は枯渇し、反戦派を弾圧する。大多数の人々は支持する。光明につくられたヒロイズムに同調し、戦争の必要さを信じる。彼ら自身を食い物にして自分たちの子弟は戦争に出さず下層の善良な人々を戦地に送りそれでも痛みを感じることなく快楽だけを享受する為政者たちを支持するのだ・・・・。
20年くらい昔の小説だったかな?なのに現実はこれとほとんど同じ

なんだかマニアっぽくなってきたかも(苦笑)

あと、チョムスキーの「メディアコントロール」も思い出した。これも良い本。とてもわかりやすくムーアが指摘したような政府による戦争報道の実態を暴き出している。彼も常に公然と政府を非難していたから、たしか教授の椅子を追われたんじゃなかったかな。

ちなみに、ある特定地域の人々は、テレビを全く信用していないし、
そういったひとのほとんどは反戦派であることは実体験から学んだ。。
それは去年一ヶ月滞在したスタンフォード大学で、
インタビューで得た統計からレポートを書く課題があったとき、
911とイラク戦争について調べて、わかったことだ。
まぁ、大学構内にいるひとびとはインテリ層に決まっているし、
そういったひとは総じて「テレビは嘘だ。新聞のほうがまだまし」
「アメリカに偏っていないメディアなどもはやない。海外の複数の新聞を参照している」
などシビアな意見がほとんどだった・・・・。

ヒロイズムに酔いしれ、テレビと政府の発表を疑うことなく、
対テロ戦争を熱狂的に支持しているひとびと・・・
ムーアの言う「大多数のテレビしか見ないアメリカ人」という存在に私は会ったことがない。
だから「アメリカ人だってわかってるはず。なのいnなぜ世論調査はいつも予想と反対なのだろう?」と不思議だった。理解できなかった。
ムーアがまさにそういったひとに疑問符をなげかけるためにこの映画をつくったのだとしたら、それは成功するだろうと思う。

私自身ムーアに100%賛同しているわけではないし、
映画を見た人が残らず民主党に投票すべきとも思わない。
だが、彼の指摘する「事実」を知った上で、判断してほしい、と願ってしまう。
彼は一石を投じたのだ。

ムーアのインタビューでの発言に、「世界の人々がみんなそれぞれの『華氏911』を作ればいいと思います。」とあった。
ともだちと話していても、「日本の政治も彼に暴いてほしい」とかいう意見を聞くが、日本人の中から、権力や暴力以外の手段(彼の場合映画だが、ペンでも絵でも唄でも)で戦うひとびとが生まれていくことを祈る。
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by suzumecco | 2004-09-09 23:29 | news
ロシア学校占拠事件
この事件を知ったのはタイのホテルでくつろいでいたころ。
一瞬映画かとも思ったが、またロシアで悲劇が起きつつある事に気付いてぞっとした。
事件は急展開を迎える。軍の不十分な準備の上での強行突入によって、多くの人が亡くなったと言う。はじめに報道されていたよりも使者の数はどんどん増えていった。
でも旅の楽しみの中にいた私は、ホテルを出たら、事件のことは頭から消え去っていた。

帰国して、いくつものwebサイトを見て、事件の惨状を知った。
凄惨な現場写真、目の前で人が殺されるのを見た子供の独白、泣き叫ぶ姿・・・
すべて見ていられなかった。目をそむけたくなった。あまりにむごい。
子供たちが狙われた。
最も非力な、しかし未来を担う子供たちが!

「FLASH」に『ロシア学校占拠事件 死者300人超! テレビが映さない惨状写真』が掲載されたと言う。これを日本人は、私たちは、どういう気持ちで見るのだろうか。

また、ラジオ番組でもこの話題が取り上げられていたらしい。
300人以上が犠牲になったロシアの学校占拠事件。
この事件に対して、あなたが考えたことは何ですか?
(TBSラジオ アクセス)


共感する意見がいくつもあった。
こうした一連のテロ事件を知るほど、テロリストと呼ばれる人々が哀しくてならなくなる。
チェチェン問題を知れば、単純に犯人たちだけを責めることはできなくなるのだ。
アメリカを代表とする超大国のダブルスタンダードに目を向けなければならないと思う。

かつてアメリカはチェチェン独立運動を支援していた。
しかし、911以後、テロとの戦いという『正義』を押し出したアメリカは、
ロシアのチェチェン弾圧と言う『正義』も認めざるをえなくなった。
突如として、彼らはテロリストになった。だれの支援もない。マスコミも報道しない。
取り残された人々。絶望の中にいる人々。
何がのこされているのか。自分の命さえなげうったテロしかない、と思ってしまった彼らが憐れだ。
何がテロで何がテロじゃない?
軍事行為とテロ行為の違いは?
国家という後ろ盾を持ち、豊富な軍備を揃えたグループによる暴力は正当化され、
全てを壊され、悲しみと最低限の武器だけを抱えたグループの暴力は悪とされる。
このダブルスタンダードに世界はなぜ気がつかないのか。
私はあらゆる暴力を否定したい。
(平和構築はキレイゴトじゃ実現で気ないし、暴力から身を守るための暴力の必要悪も認めないわけにもいかないけど。)
でも、誰かが誰かを傷つけていいはずがない。
ましてや、命を奪ってしまったら、もうどんな償いも意味を持たない。
肉隅の連鎖が生まれ、暴力が果てることは難しくなる。
なのに、なぜ。
自分自身も、怒りや憎しみや悲しみって言うマイナスの感情をコントロールすることは難しいと言うのに、生活の場や幸せなはずの未来や命をうばれたひとたちの感情をどうこういう権利はないのだけど・・・。

このログにあった、以下の意見に、なんだが背筋がすうっとした。

まぁ理由なんて、あまり意味などないのかも知れ
ないけどね、そういう出来事・異常事態が起こったことに関しては…だから
その辺の事に関しては、特に何も考えてないです、今は。
…ただもう…ふ~ん?!!!??…って感じ、そういう事があったことに
対して。多くの子供が射殺されたりした、っていうようなことは…とても
ひどい事だなぁ、とは当然思うけど…でも、人間の命なんて、所詮は、
その程度の軽い・弱い・脆い・儚い…そういうモノなんだな、っていう
当たり前の事を改めて思った、というか…とかく、今の日本の現代人は、
そういう事を忘れがちなんだろうなぁ、って思っています。
あまりにたんたんと書いていることが怖かった。
あきらめというか、なんというか、現実として受け止められていない。
遠く離れて現実感がない。実際そういうひとが多いのだなぁと改めて気付いた。
それはとても恐ろしいことだと思う。自戒もこめて。

【子供向けにこの事件を開設する番組があります】
「ロシアの学校占拠事件」を、こども電話で考える
9月12日(日)9時~9時55分 TBSラジオ


【一連の記事をまとめたページ】
asahi.com ニュース特集 ロシア学校占拠

【関連blog】
露学校人質事件、テロに立ち上がって抗議した少年は……。
僕らの描いていた未来ってこんなもの?
もちろんテロは許されない。しかし……
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by suzumecco | 2004-09-08 00:01 | news
ムンクの叫び
a0010667_22524088.jpg盗まれちゃったみたいです。あらら。
ちなみに、こういう有名な名画の強奪は人質といっしょ。身代金目的の誘拐みたいです。
そりゃ、おおっぴらに売ることできませんものね。

この絵の価値はいくらくらい?とやたらとマスコミは騒いでいます。ほしいひとはたくさんいるから50億?とか、もっと、とか。
なんだかなぁ。

私は絵を描くのも見るのも好きだけど、「名画」と呼ばれる一部の作品が、とんでもない高値で売り買いされているのには違和感を感じています。
優れた作品が優れた評価を得るのは当然。
その作者が正当な報奨を得るのも当然。
だから値段が高くなるのはしょうがないんだけど、「価値の高いもの」で「その高さはいくらが妥当なのか、決めがたいもの」ってことで、お金持ちにとっては、いい財産なんでしょうね、
バブルの時、市場価値の何倍っていう値段で、日本の財界人は名画を買いこみました。
彼らはそれをリビングや書斎にかざるのにいいな、と買ったわけでもなく、
美術館におさめて、ひろく人々に名画を鑑賞する機会を与えようと考えるのでもなく、
ただ、財産として、、、税金対策か、自己満足か、のために、コレクションしたようです。
そうしてしまいこまれた作品たちがかわいそう・・・。

さて、件のムンクの「叫び」こっそり買う人がいたら、それこそ本当にその絵がダイスキなんでしょうか。誰にも自慢できないし、売れないから財産価値ないだろうし。
だったら絵も本望?なんて(笑)
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by suzumecco | 2004-08-23 23:03 | news
華氏911公開
いよいよ8月14日、話題の映画『華氏911』が公開される。

『華氏911』日本語版公式サイトはこちら

言うまでもないかもしれないが、この映画はアメリカの銃社会と軍需産業を痛烈に皮肉ったドキュメンタル作品・「ボウリング・フォー・コロンバイン」で有名な、マイケル・ムーア監督による、ブッシュ批判の作品だ。
田中宇の国際ニュース解説によると、
この映画は、ブッシュ一族と、サウジアラビア王室やその配下のビンラディン一族が、石油利権によってつながっていて、911事件にはサウジアラビア当局が関与していたにもかかわらず、サウジと親密なブッシュ大統領はそれを隠そうと試み、米国民の目をそらすためにイラク戦争を始めた、と示唆する内容になっている。
コミカルさと真実を求める真摯さが詰った前作と同じく、大いに議論を喚起し、賛否両論別れるだろう。私はまだ見ていないので感想を書きようもないが、前評判と、前作から、この作品に大変期待している。いや、この映画によって自分が与えられるであろう衝撃や国際政治に対する関心の高まりを、確信せずにはいられないのだ。

内容についての、詳細なレポートはこちら。
映画評論家 町山智浩氏による“「華氏911」今、観て来た”

ただし、ムーア監督を支持する人たちの関心と同様に、批判する人々の懸念・・・それは単にブッシュ支持層だけでなく、さらに深くアメリカ政治と国際情勢を分析するひとびとの指摘も見逃せない。
たとえば、上記の田中宇の記事でも取り上げてあった「ムーアのネオコン謀略説」"Michael Moore and Richard Perle Combine Forces"
これは『華氏911』がブッシュとサウジ叩きに終始し、背後にあったはずのネオコンとイスラエルを意図的に無視していると見られる事から議論されているらしい。

公開されたら、できるかぎり感想を集めたいとは思っているが、だれの意見もそのひとの捉え方、分析結果である。
自分自身がどう考え、どう行動するかは、分析のための下調べが必要となってくるだろう。

■追加リンク(感想blog)■
GYRO 華氏911
「華氏 911」 に対しての田中宇氏の批判について
【動画配信中】マイケル・ムーア、小泉首相にダメ出し!
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by suzumecco | 2004-08-11 15:31 | news
原爆とサッカーから~これは日本人の業なのか?
今日は広島原爆関連の番組がたくさんだった。
たくさんの悲惨なエピソードが語られ、アメリカ軍が調査のために撮ったと言われる写真や映像が流れ、被爆者による唄や絵が流された。
アメリカ軍は復興をほとんど手伝わなかった。調査のための医師や研究者は送っても、彼らはただ患者を調べあげ、笑顔さえ浮かべて現地を見た者もいた。
そうしたフィルムに収められていた、驚くべきスピードの復興は、広島の人々の悔しさや生きる力でなされたものだった。
「平和学」を学ぶものとして、戦争には触れてきたし、学問としてのアプローチもたくさん行ってきたつもりだった。しかし、実際の生々しさは、どんな理論も机上の空論へ貶めてしまうほどの重みがあるとおもう。
溶けていく皮膚、粉となる遺骨、川に浮ぶ人々、遺族の悲しみ、終わらない痛み・・・
これに触れても「手段としての原爆は必要だ」と声をあげられる人がいたら、人間失格だ。

しかし、この話題を親友の台湾の友人と話したとき、彼女はとても言いづらそうに「でもそれは日本人がたくさんの中国人を殺した業だと思ってしまう」「アメリカはああするより他に日本を止められなかった」と語った・・・。
彼女はけして反日的な考えを持っているわけではない。だからこそ、日本が占領したアジアの国々に残る戦争の傷痕を垣間見た気がする。ヒロシマは同情の対象にすらならないのか、という現実に愕然とした。

これにあわせて、先日から話題になっている、アジアカップでの中国人サポーターの態度について、述べておく。これまであまり触れてこなかったが、私はサッカーでの日本への野次はただしいとは思わない。あそこに集まる日本人も選手たちも純粋にスポーツを楽しみにしているだけで、戦争責任を引き受けているわけではない。
それなのに、そもそも戦争を知らない世代どうしでなぜこのような争いが生まれるのだろう。ひとつには中共が長年続けてきたおのれの存在意義を固める為の半日教育のせいだともいえる。物心つく前から「鬼子(日本人のこと)」と呼ばせてきた日本相手に、今更「日本となかよく」などと言ってもしらじらしい。ただし、日本によって傷つけらたひとたちの許しがたい怒りもないとはいえないだろう。

受けた傷の痛みは簡単には消えない。怒りは火種を注ぎ続ける限り冷めない。
被害者であり、加害者であると言う、複雑な日本のhistory。
彼女の「歴史は歴史、友達は友達。私はMakiが好きだから」という言葉がなぜだか切なかった。
歴史は歴史、、、でも、本当は核の恐怖は増大するばかりで、世界のあちこちで戦争はやまない。現在進行形で悲劇は続いているのだ。

戦争や兵器を厭いながら、それでもアメリカに守られなければ、武器を持ち続けなければ自国を守れない、ちいさなふたつの島国に生きる私たちは、ささやかに平和を祈る。
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by suzumecco | 2004-08-07 01:54 | news