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タイ旅行記【4】~パタヤ初日
アユタヤからパタヤまで出発はお昼頃。
午前中はなにしてようか、と夜さんざん話したのに、すっかりホテルで寝て過ごしちゃった(笑)
移動の車の中でもすやすやぐっすり。
Yが私の睡眠力(!)を他の子たちに報告する!とはりきっていた。しくしく。

タイ旅行記【4】~パタヤ初日_a0010667_1701831.jpgタイ旅行記【4】~パタヤ初日_a0010667_16563473.jpg
目が覚めると活気のあるいかにも海辺の町っていう通りを走っていた。
なんだかハワイみたいな空気?でも犬だらけで、やっぱりタイっぽい・・・
Tシャツやサンダル、食べ物など商店が軒を連ね、私たちをわくわくさせた。
ホテルに荷物を置くと、さっそく街に繰り出す。
地図を頼りに歩くけど、さっそく迷い、さっき窓から見えた華やかな通りは現れない。
うろうろしてたら画廊の前で仔犬を配っていた。
ケージの中にくろい仔犬が5、6匹。かわいい~けど、もちろん見るだけ。
そうそう、町中に画廊がたくさんあるんだ。売るだけの場所と言うより、アトリエ。
中で描かれている作品は、ほとんどが有名絵画の模写。
レベルは半端失くうまい。ダリとかゴッホとかモネとかが、
本物とほとんどかわらないタッチで再現されている。
あとは、ペットや人物の肖像画だろうか、写真を見ながら丁寧に描いている。
・・・模写のがうまいみたいだけど(笑)
黙々と筆を動かす無名のアーティストたちの姿に、タイの芸術レベルの高さを垣間見た気がした。

タイ旅行記【4】~パタヤ初日_a0010667_1656211.jpgようやく見つけた大通りに並ぶ店は、よく見るとあまり品質がよいとは言えない商品ばかりだった。
サンダルは汚れてるし、Tシャツはヘンなデザイン、安っぽい柄(すみません)。
見てまわる分には楽しいけど、ほしいとは思わない・・・(笑)

タイ旅行記【4】~パタヤ初日_a0010667_2239688.jpg夕方のビーチ沿いはとってもきれい。
やしの木の下で、海を眺めながらぼんやりする。
うーん、気持ちいなぁ。
外国人も、現地の人も、犬たちも、思いおもいのリラックスタイムを満喫してる。
な、なんと、そこで、シュレック発見!←飛行機の中で見た「シュレック2」のシュレックが人間に変身した姿そっくりの男性がいたのです!Yとふたりで大爆笑。

タイ旅行記【4】~パタヤ初日_a0010667_22585164.jpgそれからデパートとモールの中間みたいなキレイめなファッションビルに入って、お買い物。
全部見て出てくるころには夜も更けていて、ネオンきらめく夜の街っていうパタヤのもうひとつの顔を見せ始めた。ピンクネオンはいかにも、な女の人たちが客引きに必死。
女の二人連れな私たちはどこもスルー。
危ない街なのかなぁとびくびくしつつも、ネオンの中をきょろきょろ。
そう、この日ははじめて自分で夕食を食べにいかなければならない。(これまではツアーに含まれていたから、外国人向けのきれいなタイ料理レストランしか入っていなかった)
タイらしくて、安全で、おいしそうで、安い店・・・を探す。

タイ旅行記【4】~パタヤ初日_a0010667_2372066.jpgタイ旅行記【4】~パタヤ初日_a0010667_2372840.jpg
通りに面した、わりときれいな大衆食堂を見つける。
写真つきのメニューもある。店の客は観光客と現地の人と半々くらい?
値段はラーメン一杯30バーツ~(約90円~)
お店のおじさんに、ラーメン屋台の写真をとっていいかお願いしたら、
「おいで!」となんと屋台の中に入れてくれたうえに、さじも握らせてもらった!
チキンと魚のすり身ボールのラーメンはすっきりおいしかった。
紅茶と絞りたてのオレンジジュースをつけて、一食約300円なり!
この夕食から自分たちの「タイ旅行」が始まった気がする。

パタヤの街を自分たちの足で歩いて、今まで見えて来なかったタイの影の部分も見えて来た。(影、と言ったら必死で生きているひとびとに失礼だと思うし、これも傲慢なのかもしれないけれど、ほかの表現が今は思いつかない)
観光客相手の商売が主要産業なまち。
「hello、ニーハオ、コンニチワ、アンニョン・・・」客引きがひっきりなしに声をかける。
平日の昼間・・・だが、その多くが私と同じかもっと若い若者だったりする。
道端に座りこんで、プラスチックのコップを持って、何時間も待っている子供がいる。
ピンクのネオンの下で、客(ほとんどが欧米人)に酒を注ぎながら相手をする女の人。
のんびりと何の不安もなさそうに寝転んでいる犬たちも、よく見ると皮膚病におかされていたり、やせこけていたりする子もいる。
チアだから、とか、東南アジアだから、ってわけじゃなく、日本にもこういう光景はあるのかもしれない。でも、私はずっと見てこなかった世界だ。
社会の不平等と搾取に怒りをおぼえる私だが、世界レベルの構造で見れば、私は確実に「搾取する」側にあるのだろう。なんだかとても申し分けない気がしてならなかった。
by suzumecco | 2004-09-12 17:06 | Thailand
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