映画ではないけれど(読書感想文)。
おなかの痛みで寝込んでいるとき、暇つぶしに読んでみた。 病床の苦しみはあまりにリアルタイムだったから、すこし共感。 その朝は、痛くて痛くて「私死ぬのかなぁ」と思うくらいだったからね。 自分の中から生まれ続ける物理的なからだの痛みと、 大失恋したときの世界が終わったような気分になった時の心の痛み、 どっちがより辛いのだろう?なんてベットの中で考えてた(苦笑)。 でも、「今のおなかの痛さと、失恋の痛みを交換してあげる」て言われても、 簡単にはうなずけないなぁとも思った。 どちらかを選びそれが続くなら、死んでしまった方がまし、と答えてしまいそう。 そんなこんなで読んだから、 さくちゃんみたいに励ましてくれる人がいるなんていいなぁなんて、 ぼんやりとアキをうらやましく感じてしまった。 それくらい、遠い世界の話で、あんまり真に迫ってくるものがなかったみたい。 (私はほんとの死の恐怖を感じたことがないからかもしれない) でもサクの愛情に共感できなかったのは、ひとりよがりでキレイすぎるからかな。 かぞくとか、ともだちとか、 ふたりの他の大切な人たちの存在がきれいに抜け落ちてる。 そういう愛情って、サクはサクのなかのアキが好きだっただけで、 リアルなアキを見れてない気がして・・・。 誰かをほんとうに大切に思うことって、 その人を大切に思う人々すべてをも、大切に思うことじゃないかしら? まぁ、みんなが泣いたって言うこの本で 一滴も涙が出なかった自分への言い訳かも知れないけどね。
by suzumecco
| 2004-05-21 01:25
| movie
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もうひとつの隠れ家
heavenly cage
愛犬「鈴」の部屋 カテゴリ
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