消費生活アドバイザー試験の論文対策をするに当たって、いろいろな先人たちの論文をネットで見つけて、それを参考にさせていただいた。(文の構成とか文字数の配分とか)私の論文などでも、だれかが 偶然見つけて、なにかの役にたたればと思い、恥ずかしながら、何篇かを乗せてみようと思う。ただし、論文のほとんどを現役大学院生のmomota氏に添削してもらったので、この文章に著作権が発生するとしたら、momota氏も?と思うので、文末にその表記だけしておく。別に、自分の分がすごいぞーなんて勘違いはしてませんが、念のため・・・。 <問題>CSR経営を標榜する企業が増えている。その背景と導入の意義について、企業経営の立場から述べよ。 近年、企業に対する要望が多様化するとともに、企業に求められる責任の範囲も拡大している。その中でステークホルダー(投資家・顧客・取引先・従業員など)との関係を重視し、企業と社会の相乗発展を目指すという、CSR経営を標榜する企業が増えている。 この背景には、①相次ぐ企業不祥事の発覚に対する消費者の企業への信用低下。②グローバル化の進展に伴う、CSRへの国際的な関心の高まり。③企業への様々なステークホルダーの要求や期待の明確化。④資源枯渇・環境汚染などの環境問題の深刻化への対応、などがある。これらにより、企業はCSR経営を推進し、社会的責任を果たすことが求められている。 CSR経営導入の意義を下記のように4点挙げる。 ①リスクマネジメントの強化…CSR経営に基づき、不正や事故を防ぐ体制を作り、問題発生時に迅速で誠意ある対応をすることは、リスク管理となる。 ②ブランド価値の向上…ブランドは無形資産である。環境対策などCSR活動をアピールすることは、消費者の選択動機となる。 ③優秀な人材の確保…少子高齢化の進展により、生産年齢人口が低下しているため、企業は優秀な人材の獲得のための差別化戦略づくりに取り組む必要がある。CSRによる理念やビジョンの明確化は良い人材を集め、社内の団結力を強化できると考えられる。 ④市場の評価…グローバル化を受け、海外投資家中心に、エコファンドなどの社会的責任投資が拡大している。CSR経営が市場評価向上に繋がると期待できる。 このようなCSR経営を実践するにはこれまでなかった費用もかかるが、企業に多くのメリットをもたらす。CSRはコストではなく投資と考えるべきだ。今後企業が持続的発展を図るには、社内におけるCSR方針の共有・徹底と、ステークホルダーとの綿密なコミュニケーションが重要となるだろう。 ※この文の著作権はsuzumeccoおよびmomotaにあります。
by suzumecco
| 2007-11-22 01:33
| 消費生活アドバイザー
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